BLOG
2026/03/13 16:59
作品に宿る、静かで贅沢な物語
アクセサリーには、ただ「身につけるもの」以上の力があります。
それをそっと教えてくれるのが、Tinytotroom. の作品です。
Tinytotroom.の魅力は、まず素材そのものにあり、
使われているのは、ヨーロッパから仕入れたヴィンテージやアンティークのビーズたち。
それらは、およそ100年ほど前に作られ、今はもう生産されていない、まさに“幻のビーズ”です。
ひと粒ひと粒に、わずかな大きさの違いや歪みがあり、
均一ではないからこそ生まれる表情があり、その不揃いさこそが、現代の量産品にはない深い味わいになっています。
その世界観を象徴するひとつが、hamon のシリーズです。
この作品に込められているのは、湖の風景。
作り手が愛する場所のひとつである湖には、いつもさまざまな情景が浮かび、心を豊かにしてくれる時間が流れているそうです。
夏の明け方、湖へ向かって歩き出す。
広い湖面にふと現れる波紋。
水面にそっと生まれた輪が、やわらかく外側へ広がっていく。
その一瞬の美しさを、無数のビーズをひと針ずつ重ねながら形にしていきます。
Tinytotroom.の魅力を語るうえで欠かせないのが、tou series のそんざい。
こちらは、まるでワードローブを選ぶように、パーツを組み合わせて楽しむシリーズ。
“着せ替えて躍ろう”という言葉がぴったりな、自由で軽やかなが込められています。
使われているのは陶器のパーツ。
陶器と聞くと重さを想像しがちですが、身につけると、その感覚を忘れてしまうほど軽やか。
ひとつひとつ手で形づくられたそのパーツは、Tinytotroom.のためだけに作られた特別なものだそうです。
中村かおりさんの陶作品を初めて見たとき、心の奥が震えるような感覚があった——
その出会いの記憶が、今も鮮明に残っているというエピソードからも、Tinytotroom.が単に“素材を集めて形にする”ものづくりではないことが伝わってきます。
惹かれたもの、心が動いた瞬間、人との出会い。
そうした目には見えないものまで、作品の背景として大切に抱えているのです。
湖の波紋、100年を越えてきたビーズ、
心を震わせた陶との出会い。
一点ものだからこそ、出会えたときが特別になるのだと思います。
その他のシリーズご紹介は次回。
ネット販売は
3/15〜3/29

